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インフルエンザ疑いのある発熱時、タクシーで病院まで行ける?
インフルエンザの疑いがあり、すでに発熱をしている場合は、すみやかに病院を受診し、適切な治療を受けることが望ましいです。
しかし、インフルエンザは人にうつる感染症なので、電車やバスといった公共交通機関の利用は避けなければいけません。
自家用車やタクシーなどを利用して病院に向かう必要があるでしょう。
しかし、近年では新型コロナウィルス感染症の流行によって、「発熱等の症状がある場合は、ご利用をお控えください」としているタクシー事業者もあります。
そのため、自家用車を持たない方の場合、病院への移動手段に困ることが多いのです。
実は、現行の旅客自動車運送事業運輸規則 13 条では、タクシー事業者が発熱を理由に乗車拒否を行うことは認められていません。
そのため、発熱があり、インフルエンザの疑いがあったとしても、基本的にはタクシーで病院に向かうことは問題ないとされています。
とはいえ、タクシーという密室空間では運転手が感染するリスクもあるため、なるべくなら避けるべきであり、他の移動手段を検討することが望ましいでしょう。
インフルエンザ疑いのある発熱時に公共交通機関以外で病院に行く方法
前述した通り、インフルエンザ疑いのある発熱時に電車やバスなどの公共交通機関を利用すると、不特定多数の人に感染を拡大してしまう可能性があります。
また、乗車拒否をされることはないものの、密室空間となるタクシーも感染リスクがあるため避けたほうが良いでしょう。
では、どんな方法で病院に向かうのがベストなのでしょうか。
ここからは、インフルエンザの発熱時に公共交通機関以外で病院に行く方法を紹介します。
徒歩
近くに病院があり、かつ歩ける状態であれば、徒歩で向かうのが良いでしょう。
しかし、インフルエンザは38~40度の高熱が出ることもあり、関節痛や筋肉痛などの全身症状が出やすいです。
気管支炎や肺炎などを引き起こすこともあるため、思うように動けなくなってしまうことも珍しくはありません。
病院へ向かう途中で倒れてしまっては大変なので、無理はしないようにしてください。
自家用車
運転免許を持っている場合は、自家用車で病院に向かうこともできますが、発熱している状態で、自分で運転して病院に向かうことは好ましくありません。
道路交通法第66条では、「何人も、前条第一項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と定められています。
事故を起こしてしまう危険性もあるため、運転は家族にお願いしましょう。
介護タクシー
発熱をしていて、インフルエンザの疑いがある場合は、介護タクシーを利用するのも一つの方法です。
介護タクシーには、介護保険が適用されるものと適用外のものがあります。
保険適用外の介護タクシーなら、要介護認定をされていない方も利用可能です。
スロープやリフトが備わっているため、椅坐位が難しい方や寝たきりの方も、ストレッチャーを利用して乗車できるのがメリットです。
ただしインフルエンザなどの感染症疑いがある場合、「感染症対応加算」などの追加料金がかかる場合があります。
民間救急車
インフルエンザ疑いのある発熱で、消防救急車を呼ぶという方は少ないです。
しかし、一人暮らしで体調が悪化し、病院に向かう手段がなくて困ってしまったという経験がある方も珍しくないでしょう。
民間救急車とは、緊急性の低い患者を医療機関まで搬送するサービスのことです。
応急処置以外の医療行為は原則としてできませんが、同乗するのは看護師や救急救命士といった専門スタッフです。
高熱が出て体調が悪化した状態でも、安心して病院まで向かうことができます。
また、民間救急車は24時間対応の搬送業者もいるので、夜中に急に体調が悪化したときにもおすすめの移動手段です。
発熱でインフルエンザの疑いがあるときは民間救急車の利用が安心
発熱していてインフルエンザの疑いがあるときは、24時間利用でき、看護師や救急救命士が同乗してくれる民間救急車が安心です。
民間救急車の利用料金は全額自己負担で、約30分程度の搬送で6,000~10,000円程度が目安となります。
ただし、事業者によって料金やサービスは異なるため、複数の事業者から見積もりを取り、比較・検討するのがおすすめです。
エマジェンでは、お客様の要望に沿った条件をもとに、民間救急車を比較・検討して予約できる一括見積もりサービスを提供しています。
民間救急車に限らず、介護タクシーや福祉タクシーなども紹介できます。
今すぐ必要ではない場合も、一人暮らしの方などは登録だけでもしておくと、いざというときに慌てずに済みます。
インフルエンザなどの発熱時には、ぜひエマジェンの民間救急車をご活用ください。